オーストラリア1周25,000kmの旅【西海岸パート2】

1号線から少し海岸沿いに走ることを勧めてくれたテリーにしたがって、海岸の道に入っていきました。
その道は、道ではないが道になるのです。

所々、海の水飛沫をフロントガラスに受けながら時速100キロ近くで疾走する快感は、オンロードでは決して味わうことは出来ません。
どうでしょう、千葉の九十九里を数時間、それもまわりに家など皆無といった状況での走りだと想像してもらえれば近いかも知れません。

友景近くになり、車の走ってきた後方を見ると、雲ひとつ無い水平線に太陽が沈もうとしています。
車を停めてインド洋に沈む太陽をじっくり撮影することにしたのです。
海岸を走行中には一台の車とも出会わなかったのに、遥か後方から一台の車が猛烈な勢いで水飛沫を上げてサンセットを背景にして走って来ました。
そして近くまで来て「ハーイ!」と大声をあげて走り去ったのです。
この一連の目に焼き付いた光景は、まさに外国でしか味わうことの出来ないこととして、生涯忘れることは出来ません。
真っ赤な空、白い水飛沫、逆光のため黒く見えた車、やや紫がかった全景に薄っすらと見える砂山。

この日は、完璧なまでにインド洋の日没を堪能して、真っ暗な海の道から砂丘の道を抜け1号線へと戻ったのでした。
このルートで、テリーのドライビングの腕が相当なものだということが判明しました。
右手でハンドル、左手でギアシフト。
隣に乗っている僕が、全神経を使ってバランスをとらなければ座っていられない程のオフロードを、気持ちよい程のスピードで走り抜けていくのでした・・・。

・・・・・続く
2002.03.26

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